lighttpdの独自ビルド

現在lighttpdSubversion,Tracの環境を構築中なのだが、Debian SargeにはBackportも含め1.4.9しか無いので仕方なく独自ビルド。

きっかけは、ここにあるとおり、lighttpdの1.4.9ではmod_proxy経由でApache経由のSubversionへコミットできない為*1なのだが、とりあえず必要な人もいるかもしれないのでメモ。


lighttpdの1.4.11では、mod_proxyがsvnのコミットを通すとのことでぜひとも必要だが、Sargeは1.4.8で、backportsも1.4.9となっている。ここには1.4.11があるが、設定ファイルを分離できるinclude-conf-enabled.plがなかった。

まず、/etc/apt/sources.listに

http://www.backports.org/debian/ sarge-backports main

を加えて、debhelperをアップデート(アップデート後は上記のaptラインはコメントアウト)。

その後、/etc/apt/sources.listに

deb-src http://ring.asahi-net.or.jp/pub/linux/debian/debian unstable main non-free contrib

を加えてlighttpdのソースをダウンロードし、中身の書き換え。

  • debian/changelogに変更点を追加
  • debian/rulesのDEBCONFIGUREEXTRA_FLAGSから不要なものを削除
  • debian/controlのBuild-Dependsから必要ないものを削除

今回は上記のDEBCONFIGUREEXTRA_FLAGSを

--libdir=/usr/lib/lighttpd --with-openssl --with-pcre --with-bz2

としました。mysqlldapのサポートは必要ないので、削ってあります。

これで準備が整ったので、

sudo dpkg-buildpackage -rfakeroot -uc -b

でパッケージを作成し、dpkg -iでインストール。特に問題なく動いています。

*1:lighttpdを使うことが目的なのでApacheのまま使えばいいのになんて言わないでください。